多崎つくると彼を巡る色彩に満ちた食べ物たち
2013年 04月 18日
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」をようやく読了。
なんだか今回の小説は読み進むのにとても苦労しました。
いつものように、引きずり込まれるようには一気に読めなかったんですよね・・・。
でも、さりげなく物語にでてくる食べ物が相変わらずちょっと旨そうで、そこだけは
安心できたかなと思います。
たとえばの思わず生唾ごっくんシーンは、
ディナーの後で恋人が食べるエスプレッソ・コーヒーとレモン・スフレだったり、
鴨のローストや牛肉の煮込み。
あるいは朝食のオムレツとかトースト。そして淹れたてのコーヒー。
そうそう、フィンランドのレストランで魚料理に冷えたシャブリってのもありましたっけ。
(魚料理はおそらく、地元の鱒を使ったものでしょう。きっと)
もちろん主人公は大人ですから、恋人と一緒にバーでウイスキーソーダやワインや
ミントの葉をたくさん浮かべたモヒートも飲みます。
そういや、スターバックスのスコーンとカプチーノも出てきたし、
カフェで頼んだコーヒーとツナサラダのサンドイッチや、
アイスティーとマルゲリータのピッツァなんかもけっこうそそられるものが⌒.⌒
う~ん・・・小説はちょっと納得いきませぬが、出てくる食物はことごとくヒットしたので許す(何様?)