大きいおばちゃんの茶碗蒸し
2012年 11月 19日
今は亡き伯母は大の茶碗蒸し好きでした。
太っ腹で情が深く、歳をとっても粋でお洒落で、いつも背筋をピンと伸ばして。
そんな、まことに男前なカッコイイ伯母でありました。
盆暮れ正月ともなれば、ご馳走作って親族を呼び集めるのがこの人の趣味であり(笑)
その華やかな食卓に、かならず添えられていたのが茶碗蒸しです。
これがまた、
出汁と卵のいい匂いがして、あったかくてトロトロぷりんでたまんなく美味しかったな。
子どもの頃の私は、メイン料理よりも茶碗蒸しが好きで、よくおかわりを要求したもんです。
伯母から習った茶碗蒸しのコツは、卵と出汁の割合を1:3にすること。
たしかに、火加減とこれを守れば失敗なしでトロトロぷりんな旨いのができます。
そう、卵1:出汁3の割合はまさに茶碗蒸しの黄金比率かと。
教えてくれてありがとう、大きいおばちゃん。
今日も茶碗蒸しおいしかったよ。ごちそうさま!