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さて、夕飯のご紹介。
ご覧の通り山の幸メインの素朴な食卓ですが、山奥の温泉宿に来てまで活アワビの踊り焼きや
マグロの刺身が食いたいとは思いません。
いわゆる定番の旅館飯を見飽きた目には、こういう地味ご飯がとても新鮮に映ります。
一品一品を大切に味わっていただきました。滋味豊かでたいへん旨かったです^^

【以下お品書き】
・岩魚の塩焼き
・岩魚の刺身
・なめこ和え
・豆腐の山芋包み焼き
・鯉の甘露煮
・しし肉?の陶板焼き
・一口蕎麦
・出汁豆腐
・独活の醤油漬け
・ごはん 岩魚の吸い物 香の物






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なかでもこの鯉の甘露煮が、くぅ~~っと唸るほど旨いのでありますよ♪





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翌朝の朝ご飯。
・温泉粥
・温泉玉子
・きんぴら
・野沢菜とじゃこのふりかけ
・岩魚の甘露煮
・焼き海苔
・煮豆
・山芋スライス
・ごはん 味噌汁 香の物 デザートの果物






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乳白色の温泉水で炊きあげた温泉粥。
身体の芯まで温もるような、微かに感じる酸味と塩気がたまらん絶品お粥でおました^^





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売店で購入した「とちの実煎餅」もオススメ。
栃の実を混ぜた生地に蕎麦の実が乗っていて、かりっと風味豊かに焼き上げられている。
パッケージがまたかわゆいし。





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丸栄の女将さんと大将。
オリーブ似の気さくで明るい女将さんは働き者。
見るからに山男な大将はおっとりしてるが頼り甲斐がありそう。


お二方、その節はたいへんお世話になりました。 
いかに震災後の影響とはいえ、あの日はたった2組の泊まり客のために、お心づくしのおもてなしを
ありがとうございます。お陰さまで疲れた身体と心が元気になりましたよ、ほんとうに。
また伺いますので、今度ともよろしくお願いします^^





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昨今のニュースでも伝えられているように、この震災で観光業界は大打撃を受けているとのこと。
実際に自分の目で見た限り、たしかにどこに行っても観光客の姿はまばらでした。

衝撃的な震災で気持ちがダウンするのは分かります。今もなお苦しんでいる被災地の方々を
横目に、自分だけ楽しむ気分になれないのも分かります。しかし、無傷の私たちがまず元気に
ならなければ、被災地に元気を届けることもできないのではとも思うのです。

ということで、個人的に自粛ムードを自粛することにしました。
元気になれニッポン!! と心に念じながら。

上の圧倒的に美しい山画像は、白骨温泉に行く途中に撮影したものです。
私が訪れたのは4月11日でしたが、山には残雪がまだありました。
4月下旬ともなれば一斉に緑が燃え立って、さぞかし見事な景色になるのでしょうね^^

「かつらの湯 丸栄旅館」の情報はこちらから
by fukuzzz | 2011-04-19 20:50 | 日本の旅

西安飯庄

北京市内で美味しい西方地方の料理を食べさせる店があるという情報ゲット。

初めて西方の料理を食べたのは、台湾のけいすけさんご夫婦に連れて行ってもらった
勺勺客という小さな店。あれは本当に今思いだしてもヨダレもんの旨さだったなあ…。
さて、この「西安飯庄」はどうだろうか。ワクワクしながら店に入りました^^

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訪れたのが昼時ということもあり、店内はなかなかの盛況ぶりで地元の方との相席に。

注文したのは羊肉泡または食莫と呼ばれる料理で、ちぎったパンの上から熱々の羊肉スープを
ぶっかけ、肉の旨味をたっぷり吸って膨張したパンと汁をなりふり構わずハフハフと喰らうという、
まことに男前な食べ物でした。





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客は運ばれてきたパンを、まずは自力で細かくちぎらなければならないお約束です。
で、相席になった方々と(年輩のお母さんと妙齢の娘さん)まるで通じない会話を交わしながら
岩石のように固いパンと格闘して、なんとかちぎり作業を終了しました。

しかしふと見れば、この母娘がちぎったパンは親指の先ほどの大雑把なデカさ。
しかも一人2枚のパンって…多くないか?(笑)

それは、
『羊肉泡はなるべく細かくパンをちぎると、スープの染み込んだパンの食感が素晴らしくなって旨い』
という、ごく一般的な羊肉泡の食べ方マニュアルを完全度外視しているのだけど、
母娘のおおらかで陽気な笑顔を見ていたら、なんだかマニュアル通りにチマチマやるのが好きな
ワシら日本人が妙に小さく思えてきましたな。

何だっていーじゃん。食べ物はルールに縛られず、自分が好きなようにして食べるのが
一番ウマイんだよ。つまりは、そういうことなのだよねえ。




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パンの入った丼がスープを注ぐために一旦厨房へ引き上げられ、手持ち無沙汰になった私たちは
中国語と日本語と英語の混じり合った意味不明なお喋りを続けました。



お母さんが私の頼んだ泡菜(中国の甘酸っぱい漬け物)を指差して、
母「ねえ、泡菜ってメニューに載ってたっけ?」と言えば、(※勝手に脳内翻訳機能発動中)

私「ええ、ありますよ。ほらここに!」とワシが調子に乗って答え、

母「あらら…そんなら私も頼んじゃおう! 泡菜美味しいからね~~。ほっほっほ」

みたいなノリで、あーだこーだとペチャクチャと(笑)




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話の合間に、母娘がおもむろに羊肉泡の薬味かとばかり思っていたニンニクの漬け物を
ポリポリ食べ始めたので、私も倣って食べてみたら…あーた! 
これがバカウマ!!! 何というか、ラッキョウ風味のニンニクっていうのかな。
くせになるような新鮮な美味しさなのでした。




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もう一つの店の名物、羊の串焼きも試してみます。スパイシーで焼き加減が最高!





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そうこうしているうちに、羊肉と春雨のスープを満たした羊肉泡がテーブルに運ばれ。

おお~っ、コレだコレ!!  もどがしく薬味の香菜と豆板醤を投入して、まずは汁をずずずっと。
↓以下、再び脳内翻訳機能発動。

私「うひょ~~~、うまいうまいっっっ、好吃!!!」
母「そりゃあ良かったねぇ^^ スープは何杯でもおかわりできるから、どんどんしなさいよ~」

むろん、2枚のパンを満載していた母娘の丼は、スープをたっぷり吸い込んだパンが膨張しまくって
テンコ盛り状態(笑) 彼女たちは何度も席を立ってはスープを継ぎ足してもらい、
いかにも美味しそうに、ニコニコしながら腹一杯になるまで羊肉泡を楽しみ尽くしていました。
う~ん、なるほどなあ…こういう食べ方こそが、この店での正しい食べ方だったんだなあと納得。





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聞いたところによると、なんでも娘さんは天津の大学を卒業した後、
地元の北京に帰ってきて就職したとのこと。
じゃ、今日は仕事が休みで親子揃ってランチしにきたのね。
素敵だなあ、こんな明るい仲良し母娘^^

ひとつの食卓を囲めば、思いがけずに話が広がって気持ちが通じ合う時もありまする。
これだから旅はやめらんないよねえ、ほんとうに。

お喋りに夢中になって、ついお二方の写真を撮り忘れたのが返す返すも無念でしたが、
たくさんの笑顔と楽しい時間をありがとうございました。謝謝。
どうかいつまでもお元気で!!

☆ 「西安飯庄」 西城区新街口南大街20号
by fukuzzz | 2010-09-28 20:01 | 北京

古都フエ

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前日、ハノイから小1時間ほどのフライトでフエ空港に到着。

到着時にはとっぷりと日が暮れていたので、私たちは近所のレストランでさっさと食事を済ませ
翌日に備えて早寝しました。





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そして翌朝。
ホテルで朝食を摂るのももどがしく、私たちはフエの街に繰り出すことに。


白いアオザイ姿の女学生たちが美しいです。

この清純さ…嗚呼、絶滅危惧種かもしんない。うう、たまらんのう。

ハノイではあまり見かけなかったアオザイの女学生ですが、南方では多いみたいですね
こういうスタイルの制服が。

そうなんだよな…これが私は見たかったのだ!!(←オヤジかよ)





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さっそく世界遺産、フエの王宮を見学。





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かつて、ベトナム王朝の存在した頃に栄えた広大な敷地を有する王宮は、
王殿とその付近の建物を残し、その大部分は草深き荒れ野に朽ちた姿を晒しておりました。
(先の戦争でかなりの建物を破壊されたとも聞きます)





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王宮の奥まった部分はそれこそ廃墟と化しており、伸び放題の草に埋もれて崩れ落ちた
建物群が点在しています。





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むろん、ごく緩やかに補修工事も進んではいるようですが、
それでも完全に復旧し終えるまでには、おそらく気の遠くなるほどの時間を要するのでは
ないかと思われ…。






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そんな中、壊れかけた建具を修復する少女たちと出逢いました。

彼女らは、泥にまみれた建具の汚れを丁寧に拭ってペンキを塗る作業を黙々と続けています。

そして、傍らには古ぼけた小さなラジオ。

ラジオからベトナムのはやり歌が流れ、
少女たちは声を合わせて一緒に歌をうたいながらの作業です。


それがまた、
ちょっといい光景で王宮見物よりも心に残るワンショットとなりました。

この子たちの澄んだ歌声を聴きながら、昔はきらびやかで美しかったであろう王宮の姿を
ふと思い描いてみたりしてね。





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少女たちの側で回廊の柱にペンキ塗りをしていた少年。

カメラを向けると恥ずかしがって逃げるそぶりをみせたけど、
「笑ってくださ~~い!! ピースピース!!!」←おばはんモード全開
と、アクションを交えてお願いしたら、その勢いにつられて思わずピースをしてくれました(笑)

純な笑顔を見せてくれてありがとう^^
お仕事がんばってね!!



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おりしも、この日はカンカン照りの酷暑でして…

日焼け止めクリームと日傘で強い陽射しをガードしていても、照り返しがきつくて腕が
チリチリと焦げるような気がしました。。実際焦げたし。
いうまでもなく滝汗MAX&衣服にはサイケな塩模様が(涙)



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つ、疲れた。そろそろHP・MP回復しなくてはならぬ…。
by fukuzzz | 2009-10-01 13:39 | ベトナム

列車でダナンへ

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フエ駅待合室で出逢ったお母さんと坊や。



これから16時間かけて寝台車でホーチミンまで行くらしいです。
駅には、このお母さんの弟氏が見送りに来ていました。

学生だと言う弟氏と息子は早速意気投合したようで(笑)
短い待ち時間にあーだこーだと一生懸命しゃべくっておりました。ははは

そうそう、ベトナム人は大人も子どもも目がきらきらしていて優しい人が多かったなあ。
行きずりにの旅行者でも、こちらが心を開けばさっと受け入れてくれる優しさと温かさが
あるんだよねえ。本当に^^

坊やの瞳は澄みきっていてとても美しかったです。




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サイゴン(ホーチミン)まで1041㎞と書かれた駅舎の柱。
赤子連れの長旅は大変ですが、どうかご無事で。がんばれお母さん!





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ハノイ発サイゴン行きの列車は、30分遅れでのんびり到着しました。

ご覧の通りフエ駅にはホームが無く、客は線路脇で待機。
そして、列車到着と同時に乗車口にどっと殺到する人々…(汗)

いやはやもう、びっくらこきましたばい。
自由席ならともかくも、指定席のお客までもが人を押しのけて我先に列車へ
飛び乗るんですから。

夫なんぞ腰の曲がった婆ちゃんにどつかれて、なかなか列車に乗れなかったみたいで。
パワフルやなあ、みんな~~。ぶわっはっはっはっ




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そんな大騒ぎの末、ようやく落ち着いた一等客室内です。

ここは指定席なんだから、そんなに焦らなくともと思うのは、やはり異国人の感覚なんでしょう。
本音を言えば、乗客たちの蜂の巣をつついたような大騒動には、マジでぽか~んな状態でしたが
まあ、郷に入らば郷に従え。です。

ま、そんなこともあんなことも全部をひっくるめて、面白がったり楽しんだりしてましたね^^



とりあえず、エアコンの効いた客室は涼しくて快適。
車窓を流れる景色をぼんやりと眺れば、脳内では「世界の車窓から」のBGMが自動再生♪


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・・・・・・と、
車掌さん2人が、でかいワゴンを押しながら車両に入ってくるではありませんか。




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むむむ、これは弁当!!(狂喜) 
しかも出来立てのホカホカを提供しようというのか、なんとアジな真似を~~~♪♪♪



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つーわけで、うわずりながら3人前の弁当をゲットしたのですが、
ちょっとこれ…全体的に味が無かった。
たぶん、車掌さんがタレをかけ忘れたのかなあ??



弁当の内容は、
山盛りのご飯と羊の串焼きに春巻き、それにモヤシの和え物や野菜の煮物。スープ。
これで30000ドン(日本円で約150円)でした。
ベトナム・スタンダードからすれば、この値段はバカ高い部類なんだそうです。

でもまあ、せっかくの弁当ですので残さずにいただいた後うつらうつらしてますと、
なんと車内のエアコンが止まってしまいましてん!

その後、ダナン到着までの2時間はサウナ状態でございましたのよ(泣)
by fukuzzz | 2009-10-01 07:32 | ベトナム

フォービエン

大嵐の中、風雨に揉まれながら飛び続ける瀕死の渡り鳥みたいな飛行機で
ようやくハノイへと辿り着いたと思ったら、空港から乗った滅茶苦茶デンジャラスな
暴走タクシーにトドメを刺された前夜。。

翌日は、昼頃からノロノロと起き出しまして、買い物がてらにぶらりと街へ出ました。



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疲れが溜まっているのかまったく食欲がなかったけれど、昼時になったので長男お薦めの
海鮮レストラン「フォービエン」で軽くランチ。




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まずは、ベトナム料理定番のゴイ・クォンをば。




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海タニシ(初めて聞いたよ)をシンプルに焼いたものです。
長男がこのレストランでは貝が旨いよ。というので頼んだ1品。

磯の香りが強く、つぶ貝のような味わいでした^^




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春雨と魚貝などを炒めた焼きそば風の料理はミエン・サオ・クア。
上にトッピングしてある揚げ玉ねぎが香ばしくてウマイ。




ときに皆様、ベトナムではレストランなどの「おしぼり」も有料だってご存じでした?
…わたしゃ知らなかったです。
何気なくレストランのレシート見たら、しっかりおしぼり代金が計上されててビツクリ(´Д`。)



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ランチを終え、近くの公園で一休み。

ハノイ市内には、大小取り混ぜてこうした湖が幾つかあるのですね。
首都の中にいくつも湖があるなんて良いなあ。


ぼけーっと湖を眺めておったら、夫がハノイ名物の水上人形劇を見に行こうと言い出しました。
なんでも、人形劇の劇場はこの湖の対岸あたりにあるんだとか。

が、
なんせもぉ、だるくて仕方ない。
フエ旅行ででよほど疲れたのか、全く気力もございません。




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ヨタヨタと帰路を辿って息子の部屋に帰る道すがら、街路樹の下に椅子を並べて楽しげに
談笑している地元のオジサンたちと出くわしまして。
気が付けば、その内の一人が私を手招きするではありませんか。

どーやらオジサンは、私が首からぶら下げているカメラを見て声をかけてきた模様(笑)

まだ目も開かない仔犬の可愛い姿を写真に収め、お礼を言って立ち去ろうとすると、




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おっと、ちょっと待って! こっちの方がもっと可愛いから、これも是非撮っていきなさい!!
…みたいな感じで呼び止められまして。

どこからか母犬を連れて来たオジサンは、母犬をなだめて寝かしつけると強制授乳を
始めました。

ほ~んと、ベトナム人ってサービス精神満点(笑)

ありがとうオジサン!(^▽^)
by fukuzzz | 2009-10-01 05:33 | ベトナム

ハルピンのはるちゃん

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豫園見学を終えて、ガイドさんに連れて行かれたのは豫園商場内のお茶屋さんでした。

つまり、ツアー客にお茶の試飲をさせた後、お茶道具やお茶の売り場に誘導して購入を勧めるといった
まあなんつーか、ツアーならではのお約束コース(笑)


で、お茶の試飲コーナーに居たのが彼女です。
彼女は流暢な日本語で、中国茶の正しい淹れ方のデモンストレーションを行っておりました。

その説明は簡潔にして分かり易く、要点を押さえた話し方や時折見せる純朴な笑顔にも
私たちは好感を持ちました。

ただ一点、気になったのは彼女は殆ど完ぺきに日本語をマスターしているんですけど、
語尾に「な」が付いてるんですよね、何故か。



「え~、このようにお茶の一煎目は、茶葉の汚れを取るために捨ててしまいます

「紫砂の茶壺は、何日経ってもお茶が腐らない効果もあります

「このジャスミン茶は、職人さんが手作業でひとつひとつ作ったもので工芸茶とも言います


すっごく真面目に、しかもにこやかに堂々と説明を続ける彼女に、私たちは微かな違和感を
感じながらも誰も突っ込めないでいました。
でも・・・ホントはみんな可笑しかったんだと思います^^;




さて、お茶の試飲後、
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商品の並ぶ売り場へと移動して、ツアー客たちは思い思いにお茶や茶道具を手にとって
物色を始めたのですが・・・
ふと、気が付いたら、彼女が私の後ろにくっついて話しかけてくるのね。ははは


いや~、困った。
大体において、こういったツアー客相手の店の場合、およそ市価の2~3倍の
お値段ってのは常識です。
ワシらは初めから買うつもりも無かったから、彼女に他のお客さんに付いた方が
商売になるよとこっそり言いました。
しかし、それでも彼女は何故か離れずにくっついてきたので、諦め半分で他愛ない
世間話を開始することに。


聞けば、彼女は故郷のハルピンで日本語学校に通い日本語をマスターした後、
ひとりで上海に出てきてこの職業に就いたとのこと。
う~ん、そっか。頑張ってるんだね、あなたも・・・。
つい老婆心がむくむくと頭をもたげました。



「あの~、あなたは日本語の説明もすごく上手で分かり易かったんだけど、語尾に「な」を付ける癖が
あるから、それを直せばパーフェクトですよ♪」


そう私が言った途端、彼女は目を白黒させて????な表情。



「いや・・・だから、言葉の最後に「な」を付けるのは、日本ではオジサンとかお爺さんなのよ~。。
たとえば、今日はお天気がいいですな~~とかさ(笑) ふつう若い女の子は使わない言葉なんです」



 「うあ・・・▽◇○×☆★△!!!(中国語) ごっごめんなさい!どうしよう、きゃ~~!!」 

彼女、耳の付け根まで真っ赤になって、教えて貰って嬉しかったと何度も何度も言いました。




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とびっきりの笑顔と、強い意志を秘めた瞳を持った可愛い人。
どうか、都会暮らしであなたの純な心がすり減ってしまわないことを願います。
そして、この先の人生が順調でありますようにと。

ハルピンのはるちゃん、がんばれ~~~!!!

あ、そうだ。
こーいうとこでは何にも買わないと決めていたワシら夫婦でしたが、ついついはるちゃんの
純情にほだされて、妙な茶漉しとか高いだけのNG茶を買ってしまいましたわい←馬鹿





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豫園から出てきたら、地元の爺ちゃんたちが行き交う観光客を眺めてまったりと和んでおりました^^
by fukuzzz | 2007-12-05 06:03 | 上海

少年食堂

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屋台に毛の生えたようなその店は、宿泊した虹橋地区のホテルから至近距離のコンビニの隣に
寄りかかるようにして建っています。

おそらく、コンビニと同じオーナーの経営だと思われる「清真美食」という名の小さな食堂は、
早朝から深夜まで少年4人のスタッフだけで営業していました。




発熱したため食事に出かける気力さえ失せた私はホテルに引きこもり、寝間着代わりのジャージ姿で
何度もこの店を訪れては、うんまい手打ちの麺をすすり込み、店で働く15~17歳ぐらいの
少年4人たちと全く通じない会話を交わして喜んでいたものです(笑)




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もうね、ホントにホントにいい子たちばかりで、可愛くて仕方がなくて、お別れするときなんか
涙がでちゃったほどだったんです。

きっとこの少年たちも、ハルピンのはるちゃんと同じように地方からの出稼ぎ組なのでしょう。
慣れぬ都会で消耗するばかりの日々を送りながら、しかし、懸命にひたむきに生きているのです。

夫のケータイで撮った写真を見せると、「うわ~~っ!!」っと声を上げ顔を真っ赤にして
大喜びする無邪気な姿が忘れられません。





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少年たちの食堂では様々な料理を食べました。




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羊肉の水餃子、刀削麺、スパイシーな羊肉の炒め物、葱油と醤油で和えた麺、
太麺でこってり旨い上海焼きそば。


なかでも麺打ち担当の少年が作ってくれる刀削麺の旨さといったら、もう・・・。
何と言うのかな・・・
彼らの作る料理は、相手に旨いものを食べさせてやろう。という気持ちが籠もっているように
感じられたのです。体調悪くてぐったりしている体に、優しくじんわり染み込んでくるような。




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帰国の日。
午前中、街をほっつき歩いた私たちは時間ぎりぎりにホテルに戻り、
上海最後の食事に少年食堂の刀削麺を食べることにしました。



「私たちはこれから日本に帰るんだよ」
と英語で言ってもみても、日本語で言ってもみても全く言葉は通じません。
けれど、少年たちもホテルに横付けされた観光バスを見て、何となく事情を察してくれたのでしょう。



一人一人が仕事の手を休めては、麺を大急ぎですすり混む私たちの傍らにやって来て
一言二言、笑顔で声をかけてくれました。



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うん、ありがとう。謝謝!
あなたたちのことは、忘れないからね~。
しっかり仕事を覚えて、早く一人前になって店を持ってね。
負けるなよ、辛くても負けるなよ、少年たち。
オバチャンは君たちが大好きでした。
・・・なんか私も、どさくさに紛れて日本語でこんな言葉を返したりして。



アタフタと支払いを済ませて店を出ようとしたとき、
調理場から4人の少年が飛び出してきて一斉に声を上げました。

「再見!!」

もうね、それがみんなたまらんほど無邪気で可愛い笑顔なのです。
オバチャンは呆気なく涙腺崩壊・・・。



生きる闘志に溢れた輝く瞳を持った少年たちよ、君たちこそ下町のエースだ。

しっかりと地に足をつけて、たくましく己の人生を切り拓いていってください。
みんな、しっかりやれよ~~~!!!!!

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by fukuzzz | 2007-12-04 18:46 | 上海

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