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豫園へ No.1

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前回の上海旅行では、豫園を訪れたのが日曜日で街中は観光客で大混雑でありました。

で、残念ながら、豫園見物は断念したわけですが、今回はツアーお任せで平日の比較的早い
時間帯に行ったのが正解だったようで、思ったより空いておりました。ほっ

画像は豫園の周りにある土産物屋街「豫園商場」です。
露出を間違え、まるで悪の牙城のような雰囲気・・・あいや~




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さて、明代に作られた(幾度か修復されてはいるが)豫園の見どころと言うべき場所は
そりゃ~、もう沢山あるんですが・・・

たとえば、うっとりするほど美しい中国式建築とか。

太湖の底から引き上げて運ばれてきた奇岩であるとか。



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壺の形にくり抜かれた壁の向こうに見える竹林とか。



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でっかい龍のオブジェがくっついてる龍壁などとか。



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よくみると、龍の足元にアートなカエル? いやホントに色々あって面白いですわ(笑)



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こちらは心奪われた飾り窓。



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光と影の美しさ、戸外の風景との融合に息を飲みました。


# by fukuzzz | 2007-12-06 08:03 | 上海 | Trackback

豫園へ No.2

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そして、伝統的な飾り窓以上に心を揺さぶられた石畳。

昔の人々の手が作りだした見事な石畳アートです。
遠い昔を語る石たち。
なんとも味わい深い美しさに見とれました。



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しゃがみこんで石畳をじっくり観察。
きちんと整列した石たちのなんときれいなことか。

陽光がまるで慈しむように石畳を撫でて温めていました。



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ずっと石畳を眺めていたら、その昔、地べたにしゃがみ込んで、一心に石を埋め込む仕事をしている
人々の姿がふいに景色の向こう側に見えたような気がした・・・のであります。



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とにかく一度は見ておきたかった豫園。
団体ツアーだったから待ち時間なしのスルーパス。個人旅行だとこう簡単にはいかないでしょう。
ツアーもなかなか捨てたもんじゃありませんね。


# by fukuzzz | 2007-12-05 07:20 | 上海 | Trackback

ハルピンのはるちゃん

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豫園見学を終えて、ガイドさんに連れて行かれたのは豫園商場内のお茶屋さんでした。

つまり、ツアー客にお茶の試飲をさせた後、
お茶道具やお茶の売り場に誘導して購入を勧めるという、
まあなんつーか、ツアーならではのお約束コース。


で、お茶の試飲コーナーに居たのが彼女です。
彼女は流暢な日本語で、中国茶の正しい淹れ方のデモンストレーションを行っておりました。

その説明は簡潔にして分かり易く、要点を押さえた話し方や時折見せる純朴な笑顔にも
私たちは好感を持ちました。

ただ一点、気になったのは彼女は殆ど完ぺきに日本語をマスターしているんですけど、
語尾に「な」が付いてるんですよね、何故か。


「え~、このようにお茶の一煎目は、茶葉の汚れを取るために捨ててしまいます

「紫砂の茶壺は、何日経っても急須内のお茶が腐らない効果もあります

「このジャスミン茶は、職人さんが手作業でひとつひとつ作ったもので工芸茶とも言います


すっごく真面目に、しかもにこやかに堂々と説明を続ける彼女に、私たちは微かな違和感を
感じながらも誰も突っ込めないでいました。
でも・・・ホントはみんな可笑しかったんだと思います^^;


さて、お茶の試飲後、
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商品の並ぶ売り場へと移動して、ツアー客たちは思い思いにお茶や茶道具を手にとって
物色を始めたのですが・・・
ふと、気が付いたら、彼女が私の後ろにくっついて話しかけてくるのね。ははは


いや~、困った。
大体において、こういったツアー客相手の店の場合、およそ市価の2~3倍の
お値段ってのは常識です。
ワシらは初めから買うつもりも無かったから、彼女に他のお客さんに付いた方が
商売になるよとこっそり言いました。
しかし、それでも彼女は何故か離れずにくっついてきたので、諦め半分で他愛ない
世間話を開始することに。


聞けば、彼女は故郷のハルピンで日本語学校に通い日本語をマスターした後、
ひとりで上海に出てきてこの職業に就いたとのこと。
う~ん、そっか。頑張ってるんだね、あなたも・・・。
つい老婆心がむくむくと頭をもたげました。

「あの~、あなたは日本語の説明もすごく上手で分かり易かったんだけど、
 語尾に「な」を付ける癖があるから、それを直せばパーフェクトですよ♪」

そう私が言った途端、彼女は目を白黒させて????な表情。



「いや・・・だから、言葉の最後に「な」を付けるのは、日本ではオジサンとかお爺さんなのよ~。。
たとえば、今日はお天気がいいですな~~とかさ(笑) ふつう若い女の子は使わない言葉なんです」



 「うあ・・・▽◇○×☆★△!!!(中国語) ごっごめんなさい!どうしよう、きゃ~~!!」 

彼女、耳の付け根まで真っ赤になって、教えて貰って嬉しかったと何度も何度も言いました。



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とびっきりの笑顔と、強い意志を秘めた瞳を持った可愛い人。
どうか、都会暮らしであなたの純な心がすり減ってしまわないことを願います。
そして、この先の人生が順調でありますようにと。

ハルピンのはるちゃん、がんばれ~~~!!!

あ、そうだ。
こーいうとこでは何にも買わないと決めていたワシら夫婦でしたが、ついついはるちゃんの
純情にほだされて、妙な茶漉しとか高いだけのNG茶を買ってしまいましたわい←馬鹿


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豫園から出てきたら、地元の爺ちゃんたちが行き交う観光客を眺めてまったりと和んでおりました。



# by fukuzzz | 2007-12-05 06:03 | 上海 | Trackback

シルク工場見学

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たしかにツアーってのは、自由に行動できないし興味の無い代物も見せられたりするけど
たまには思いがけなく、きれいなものにも出逢えますね。


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美しい繭玉に感動。



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工場見学後に強制連行されたシルク製品売り場を軽くやり過ごしたあと、
私たちが連れていかれたのは、なんと工場併設の食堂でした(どんな工場なんや、それ)

今更、団体ツアーの食事について感想を述べるまでもなく・・・。
写真を撮る気力さえ奪うような食事が供されましたとさ(涙)


ま、それは定番だし元より覚悟の上だから仕方ないんですが、ツアー客の中には供された食事に
全く手を付けないで盛大にブータレてた人も居ましたっけ。

せっかくの旅なんだし、周りの空気も少しは嫁よな。。。と思いました。
不味い食事を面白がって食べろとは言えないけど、何かの縁で一つの食卓を囲んだ人達と
せめて、会話だけでも楽しんで欲しかったような。

旨い物は独自にこっそり調達するという手もあるんだしねえ。ほほほ


# by fukuzzz | 2007-12-05 05:01 | 上海 | Trackback

あわや遭難

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この日は完全に自由行動でしたので、風邪の悪化を感じながらも朝っぱらから
ガンガン動き回りましたが、昼近くにはすでに体力の限界を感じて卒倒寸前に。

いえね・・・憧れのスタア宅を一目拝みに行くつもりが、ちょっとした手違いで軽く6㎞ほど歩く
ハメになってしまい、そんな苦労の末に発見したスタア宅をみた途端、私は完全に燃え
いや、萌え尽きてしまったのであります(人はそれをアホと言う)


改めて思ったのは、
現地の地図で見ると目標建造物はほんの2ブロックばかり先の距離なのに、なんと中国では
その2ブロックの長さが約6Kmという、とてつもない距離だったのには驚きました。

ええ・・・さすが大陸。
さすがちぅごくです、恐れ入りましたわ。ふざけんなよ(号泣)



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オタク活動終了後、HP回復のために頼んだ薬膳スープがんまかった。
しかし、病んだ身体に沁みこませるように、じっくりシミジミと有難いスープを飲んでいる途中に
ウズラの頭が丸ごとコロンと出てきたのには驚愕(涙)



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夫が頼んだ鴨。この辺で熱がさらに上がり意識モーロー。



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野菜炒め・・・らしい(記憶なし)



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土鍋ごはん(同じく記憶なし&店の名前すら知らない)



結局この日は、昼ご飯の後で滋養効果のある亀ゼリー(ツバメの巣がトッピング)を食べて、
ホテルに直帰しました。

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もちろん、午後から上海近郊の朱家角に遊びにいく予定もキャンセルですわ(恨)



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こちら、亀ゼリーで有名な「海老亀」の外観。


# by fukuzzz | 2007-12-05 04:03 | 上海 | Trackback

泡のように浮かんでは消えていく日々のあれこれ


by fuku