思い出の中の街

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その昔、初の海外旅行でうかれまくっている私を乗せた飛行機は、夕闇迫る香港の
啓徳空港に舞い降りました。

どういうつもりなのか、街のど真ん中にある空港。
高層ビルのすき間をひらりひらりと縫いながら、ぐんぐん高度を下げていく飛行機。
機内の窓から眼下を眺めれば、ビル群の屋上や繁華街のネオンサインが
すぐ間近に迫ってきます。
(これが世に言う、有名な「香港アプローチ」という高難度の着陸方法なんだそうで)
うぎゃ~~~っっ、なんまんだぶなんまんだぶなn…と心の中で唱えたのは、
搭乗客の中で決して私一人ではなかった筈。。
ったく、下手なアトラクションなんかよりよっぽど怖い体験でした。






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そして、初めての異国。
小さな島国に育った娘っ子には、香港で見たもの触れたもの食べたものの全てが
とても新鮮に映りました。
当時の香港はもっと泥臭くてギラギラしていて危険で、でも人々の熱気を直に肌で感じる
ことができたような気もします。なにせ、人々の放出するエネルギーが凄まじかった。





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翻って現在の香港。
人口は増えている筈なのに、街ですれ違う一人一人の人間の体温が下がっているような。
何故だか分からないけれど、そんな感じ。
まあ、人が変われば街も変わって見えるってことなんでしょうか。少し寂しいけど。





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少しでも人の体温を感じたくて、こういう場所を意識的に狙ってみたりして。





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やはり生活の匂いがする風景が一番好きだな。





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ちゃんと目を見開いて街の隅々まで見渡せば、あの当時見た胸のときめく風景がそこに。
猥雑さとカオス感の濃度は当時より薄まったけど、ちゃんとそこに。





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過去の思い出を胸に、久しぶりに香港にきてみてあまりの変貌ぶりに落胆しましたが、
よくよく見てみれば、街の本質は変わっていなかった。
むしろ歳月を経て、変わったのは自分を含めた人々の心だったのかも知れないと
ようやく気付いたのでありました。
# by fukuzzz | 2007-12-20 20:42 | 香港

陸羽茶室で朝食を

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いつか再び香港を訪れることができたら、必ず行ってみたいと思っていた陸羽茶室と雲来茶樓。

陸羽茶室は、飲茶などをつまみながらお茶を楽しむ老舗の茶店であり、雲来茶樓は
下町の鳥好きさんたちが集う茶店でありました。
(残念ながら、雲来茶樓はずいぶん前に店を閉めてしまったので夢は叶わずでしたが)



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まあ何はともあれ、念願の陸羽で朝飲茶と洒落込もう!! 
ということで、やって来ました陸羽茶室。




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まず、広東ならお茶はボーレイ茶が基本ですので速攻オーダーします。
お茶が運ばれて来た後、昔の駅弁売りスタイルで出来立て飲茶を運んで
客席を回るおばさん達から、好みの品を選んでその場でもらいます。





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注文した飲茶の数々は、このような伝票にチェックを入れていくシステム。
お帰りにはこれを持って1Fのお会計へ。


大体、ひとつのお茶と飲茶2品程度が朝飲茶の目安らしいのですが、あいにく上品な胃袋を
持ち合わせておりませんので(笑) この日も朝っぱらからがっつり食いました。
※量が多いけれど、以下の画像は2日分の朝飯ですのでね。へへへ

なお、特にコレはお薦めだ♪ と感じた品には★印を付けています。





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★こちら、燕の巣に海老と豚挽肉の団子を乗せて蒸したもの。かあ~~っ、旨か(号泣)





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焼豚饅頭。ふかふかのきめ細かな饅頭の皮がよかです。





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蓮の葉で包んだおこわも食べておこう^^





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腸粉。テロテロぷるぷる系好きな自分としては外せない。





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★お次は巨大ごま団子にいきました(笑)


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これね、中の餡が栗ペーストで旨かったですよ~。





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★各種スパイスで下味を付けた豚肉の蒸しものと、小さく丸めた饅頭のような飲茶。
どうやら、豚肉をこの饅頭で包んで食べろということなんでしょうね。ははは~
これ日本ではあまり見かけない飲茶で、ものすごく美味しかったな^^





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お馴染みの海老蒸し餃子。あっさりプリプリ。





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★ちょっと小ぶりの蛋撻(エッグタルト) これもお薦めです。





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そうそう。さすが老舗だけあって、給仕さんの存在感も半端なかったです。
どーですか、この風格に溢れた堂々たる笑顔は。

客の邪魔をしないように細心の注意を払いながら粛々と仕事をするという、まさにプロの
素晴らしい仕事っぷりを見せてもらいました。
ほんとうに、この方カッコイイんですわ。

みなさまも陸羽に行く機会があったら、是非この給仕さんに美味しいものをチョイスして
食べさせてもらってください。ハズレなしです^^





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結局、陸羽へは2日間通って朝飲茶をしてしまいました。

歴史の重みを感じさせる店は、お客がたくさん入っているにもかかわらず静かで
しっとりと落ち着いた雰囲気でした。

小声でお喋りしてはお茶を愉しむ人々、行き届いた給仕さんの対応、
微かに触れ合う食器の音、旨いお茶に様々な飲茶の匂い。
これらが独特の空間を作りだしていて、とても心地よく朝のひとときを過ごせました。





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香港でいつか再び訪れたい場所がまたひとつ増えました。

願わくば、その日まで変わらずにいてください。
ではでは再見! 陸羽茶室。
# by fukuzzz | 2007-12-20 19:42 | 香港

香港で映画を見に行く

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別に狙っていたわけじゃありませんが、香港ではジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武競演の
話題大作「投名状」の先行ロードショーを見ることができました。やった~~♪




チケットの入手法は日本のシネコンなどと同じで、座席のモニタを見て空席の中から
好みの席を選んでお金を払います。
金額は60香港ドルでしたから、日本円に換算すると約900円余りということになりましょうか。
日本の半額すか・・・安い(滂沱)





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映画の上映は午後10:30開始とのことでしたので、その場でチケットを予約して購入、
あとはゆっくり夕飯を食べて一旦ホテルへ戻り、支度して映画館へと向かいました。



しかしですね、
香港って街は、12月中旬でも長袖Tシャツ1枚で過ごせるような暖かさ。
加えて、どこの建物に入っても冷房は一年中利かせてあるところなんです。
これが、リーズナブルな飲食店だと、客の回転率を上げるためなのか最強の冷房で
ガンガン冷やしてくれるみたいな感じもいたしますが。。

とりあえず、こっちの映画館は初体験ですから、用心に用心を重ねて防寒対策は
しっかり抜かりなくしておきましたばい。

まずは、フード付きトレーナーと厚手のジャケットをしっかり装着。
万が一のために大判ストールと手袋も持参しました。
そうそう、帰りは遅くなるから、バッグや貴重品はホテルに置いて出かけなくては。
(夫は興味を示さずひとりで映画鑑賞)




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さて完ぺきな装備完了後、劇場入り口まで夫に送ってもらい、いざ突入という段に
なって気が付いた。

チ、チケットをホテルに置き忘れているではないか~~~!!!!!
なんでやねんなんでやねんなんでやねん!!!




「オマエ……阿呆だろ」 by夫





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時計を見れば、すでに上映開始まで12分を切っている。
ホテルまで歩けば片道7~8分の距離。
走れば何とかなる・・・かも知れない。

よっしゃ~~~、走ったるわい!!!!!!!!!!
つーことで、防寒対策の重装備のまま、恥も外聞もかなぐり捨ててワシは走りに走りました。
(後ろから夫も追走してきたけどね)



12月12日の夜。
香港の街角にて、時折絶望的な奇声を発しながら、血相かえてひた走っていたオバハンは
私です。香港の皆様・・・その節はお騒がせいたしました。





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で、やっと・・・間一髪で滑り込みセーフし、ぜーはーぜーはー言いながら劇場の予約席に
腰を下ろした途端、まさしく滝のごとく汗が噴き出してきたわけです。
もう全身汗びっしょり。

場内が暗くなってフィルムが回り出しても、ナイヤガラの滝状態の汗は止まらず
ジャケット脱いでも、ハンカチで拭っても汗はしたたり落ちる一方で。。
しまいにゃストールを汗拭き代わりに使用したりして。

どーも劇場内は夜間の営業ということもあり、冷房を弱めに設定しているみたいだったです。
う~む・・・百聞は一見に如かずと言うけど、ほんまや。
用心し過ぎて重装備で来てしまったわたしが馬鹿でした。




12月12日。
香港にて「投名状」の先行ロードショーをご覧になられた皆様。

映画が始まっても息切れ音をうるさく発し、あたりに汗くささをまき散らしていたオバハンは
この私です。許してください(平伏)

そして、日本のジェット・リーファンの皆様。
海外で連杰迷の面汚しをしてしまいました。すみません(慟哭)

教訓:異国での過剰防衛と忘れ物には要注意
え? 「投名状」は面白かったかって??
はいっっっ、そりゃもうサイコーでした♪♪♪←反省が足りんよ

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# by fukuzzz | 2007-12-20 18:32 | 香港

小さな島へ-長州島

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香港の喧噪に疲れてきたので、ちょっと街を脱出してみました。



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日帰りで遊びに行ったのは、香港島中還フェリー乗り場から高速船で35分ほどの小島、
長州島(チョンザウ島)であります。





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小さくて穏やかな人口4万人ほどの島は、ランタウ島やラマ島ほど観光地化されておらず
そして勿論のこと、香港のように常時戦闘モード? で街を闊歩するような人々はおりません(笑)

みんなマイペースでおっとり歩いてるのがいいですわ~。
下校時の女子高生も純っぽくて可愛い^^





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この島は夏場こそ有名な海水浴場があるので、地元の客で混み合っているようですが、
今はオフシーズンでもあり、小さな廟がぽつんと有るぐらいで他は見るべきところも無い。





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なんにもないけど、実はそこが見どころだったりもするのです。
ああ、いい感じや~~♪





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島の猫もやたら人懐っこくて、撫でるとちゃんとお返事してくれます。
すかさずラリホーをかけて眠らせてみましたが。ははは~





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餌が豊富な島にはネコが多いですね。お昼寝中を失礼しました^^






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なんとこの島には招きネコも居るようです(笑)





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漁業が盛んな長州島では干物をたくさん作っています。
なんだか日本の風景とそっくりで、ちょっとにんまり。右奥のはカラスミでしょう。





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魚市場も活気があって楽しい。





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街にたくさんある海産物店の軒先にぶら下がっていた干物をよくよく見れば、
なんだか鹹魚(ハムユイ)に酷似しています。

というか・・・鹹魚じゃないのか、これは!!!


これは絶対買って帰るべきという私の意見に、キョーレツな鹹魚の匂いはNGでしょうと
しぶる夫。う~ん、そりゃそうなんだけどね・・・たぶんスーツケースの中の衣類にも
匂いが移るだろうし、匂いが漏れたら顰蹙もんだろう(汗)

結局、せっかく出逢った鹹魚は泣く泣く諦めましたが、帰宅後に天龍菜館の老板に
尋ねたところ、長州島は鹹魚の産地で有名だったらしい。。
返す返すも口惜しや・・・・・・・・・・(号泣)
# by fukuzzz | 2007-12-20 17:19 | 香港

小さな島へ-長州島

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軽く街歩きの後、海岸沿いにあるレストランへ。





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魚を選んで料理してもらおうと、生け簀の中で泳いでいる魚を物色していると…





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烏賊のガン見。わかったよ…そんな恨めしい目で睨まないでくれ。
食うのは止めるから落ち着けてば。。





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魚はどれも巨大なものしか居なかったので、活きの良いシャコ選んだら、
こげな料理になって出てまいりました。

素揚げのシャコにトッピングされた大蒜・唐辛子・揚げ春雨が旨かったです。
シャコって、日本では茹でたものしか食べたことはないけど、こんなふうに作ることも
出来るのね~。なるほど、お勉強になりましたばい。





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こってり旨い紅焼豆腐も頼んでみます。





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そして定番の空芯菜。




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蒸した貝に春雨と挽肉が乗っかって、さらに醤油ベースのソースが掛かっている料理。

ほほ~、そう来るかって感じで(笑)
ところ変われば、食べ方も変わるってことなんですね。
面白い組み合わせだったけど美味しかったわ~♪





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その後、狭い街を突っ切って島の反対側にある海水浴場へとお散歩。
さすがに12月の中旬ともなれば、浜辺も閑散としているだろうと思いきや、そうでもない。

浜辺には、散歩する人や泳ぐ人などがポツリポツリと居たりして、
そこそこの賑わいをみせています。

水辺線にうっすらとモヤがかかり、全体的に霞んだような色合いの海がまったり感を
漂わせていました。ケータイ片手に熱心にお喋りしている様子の女性の隣りに腰を下ろし、
耳に心地よい広東語を聞きながら、ぼんやりと海を眺めました。





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思い付きで遊びに出掛けた長州島ですが、この島は本当にのほほんモードになれます。
あまり海外からの旅行客に知られていないところも高ポイントですね。

まったく、香港の近場にこんな良い場所があるなんて^^
# by fukuzzz | 2007-12-20 16:54 | 香港

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